システム手帳が生まれたのはイギリスです。イギリス軍の将校が軍の状況や天候、戦況などを記録するために使い始めたのが始まりだと言われています。当時のイギリス軍は貴族だけが将校ということに限界があり、平民出身でも優秀な軍人であれば出世するようになりました。
貴族出身の将校には秘書がいるために備忘録の必要がないのですが、平民出身の将校には秘書がいないために自分で記録事項を管理する必要がありました。従来の手帳だといっぱいになってしまうと取り替える必要があり、繰り越して書き留めておきたいことなどを書き写す必要があったのですが、中身だけを差し替えることが出来るため大変重宝されたのが原型になっているそうです。
システム手帳が生まれたイギリスで、初めて発売されたブランドは「FILOFAX」と言います。これは「ファイロファックス」と発音し、現在でもシステム手帳を語る上では欠かせないものです。よくあることですが、このブランド名でシステム手帳のことを表現する人も年配の人に多く見受けられます。「ウォークマン」や「セロテープ」と同じですね。
システム手帳は現在、非常に多くの人に利用されています。これにはイギリスから上陸したというイメージや映画、ドラマなどの影響によるところが多いと言われています。
早い話、“システム手帳はカッコいい”という認識が広がった結果だと思います。筆者も確かに最初はカッコいいからという理由でシステム手帳を使い始めたのを思い出します。